賃貸相場を知る

不動産を探す際に最初にしておきたいことが賃貸相場を知ることです。賃貸相場を知れば、土地の価格や人気、その地域の利便性などをある程度は推し量ることができるでしょう。
情報誌を読んでも良いですし、ネットで検索を掛けてもOKです。高価な物件と安い物件、その中間に位置する物件をピックアップするだけでも、賃貸相場がそれなりに把握できるはずです。
家賃を決める無数に存在しますが、概算は「土地柄」に左右されます。例えば、東京都心部でで3LDK10万円と聞けば、誰もが安い、と思うはずです。つまり、東京の土地柄から判断すると「相場はもっと上」ということになるでしょう。
相場を左右する要素として、もうひとつ「駅からの距離」が挙げられます。通常、駅から徒歩10分以内にある物件については、賃貸の相場が何割か割り増しになる場合が大半のようです。
たとえ相場よりも高い価格が設定されていても、通学や通勤の利便性を考えるなら候補から外すべきではないでしょう。

賃貸物件の種類

賃貸物件の種類を考える際、意外に知られていないのがアパートとマンションの違いです。現在、コーポやハイツという呼び名も定着しており、一見したところ区別が付かないような物件も少なくありません。
一般的には、木造や軽量鉄骨造の準耐火・低層物件を「アパート」と呼び、鉄骨鉄筋コンクリートや鉄筋コンクリート造などの耐火構造の集合住宅を「マンション」と呼びます。ただし、明確な規定があるわけではなく、不動産会社やオーナーの判断で呼び名を決めることができます。

社会的な常識としては、マンションは高級感のある高層住宅であり、構造が頑強で遮音性に優れ、エレベーターや管理人が存在するため管理費が高い、というイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。一方、アパートについては、木造や軽量鉄骨造で、2階建てが多く、移動は階段で管理費が安い、といった物件を考える方が多いようです。
ただし、最近では高級感に富むアパートも増えてきており、その境目が曖昧になりつつあります。例えば、3階建ての鉄骨の物件、しかも名前が「○○ハイツ」となっていれば、一概にアパートかマンションか判断を下すことは難しいかもしれません。

マンションの種類

マンション、と一口に言っても、現在ではマンションもさまざまな種類に分けられるようになるまで、多種多様化してきました。マンションの用途や所有形態などでもそうですが、外観、形状などでマンションを分けることも可能です。では、マンションには一体どんな種類のものがあるというのでしょうか。

マンションを分類するのに、一番簡単なのは所有形態です。マンションの所有形態には、大きく分けて二通りのものがあり、一つが「分譲」、もう一つを「賃貸」と呼んでいます。
分譲のマンションというのは、二人以上の区分所有者が存在するマンションのことを言いますが、最近の実態では、家賃収入を見越して分譲のマンションを購入していたり、不動産投資型のマンションとして購入されていたりするマンションが増えてきており、必ずしも区分所有者が二人以上暮らしているのが分譲のマンション、というようには言えなくなってきたようです。逆に、こういったマンションの利用方法が増えてきたため、賃貸のマンションが増えてきた、と言ってもいいでしょう。

マンションの分類方法

マンションの分類方法として、現在もっとも私たちの間で広まっているのが、外観、立地などによるマンションの分類でしょう。
マンションの分類方法としては今現在もっともメジャーなもので、リゾート地に建っているマンション、タワーのように大きいタワー型のマンション、デザイナーの建築したデザイナーズマンションなど、こういった呼び方のほうがすっきりと理解できる、という方も多いのではないでしょうか。
マンションで暮らす、ということになったとき、まずはこういった分類でマンションを選ぶのが、近年の常識となってきました。

マンションは、その目的別によっても分けることが出来ます。マンションの利用方法としてもっとも一般的なのは居住用にする、という目的のためのマンションですが、分譲のマンションを購入してそれを賃貸のマンションとして貸し出すような投資用のマンション、そして長期休暇のときのみに利用するようなセカンドハウス的な使い方をするマンション。区別があるわけではありませんが、マンションを選ぶときにはこういったことも意識するでしょう。